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深井聡一郎 blog

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2012年 10月 04日

深井聡一郎 + 藤原彩人 「21c//カタチの今 vol.3 熱い彫刻・1200℃の夢」

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この展示に対してはいろいろな思いが混在しています。

父の企画である事。彼も悩んだ上でこの企画に僕を選んだ事と思います。

彫刻において当たり前だったテラコッタに疑問を持ち使い始めた陶という技法も今では
彫刻素材として当たり前なものになりました。
テラコッタはイタリアから導入された低火度焼成(800〜1000℃※日本において)
の彫刻で、日本の土をオレンジ色に焼ける様に調合したものだ。そこまでしてイタリア
のものに傾倒する必要があるだろうか。日本の土や陶芸の技法もとても優れているのに
何故使わないのか。そこにはのちに語ろうと思う彫刻と工芸の問題も絡んでくると思い
ます。

同じ時期に高火度焼成(1200℃くらい〜※土が焼き締まる温度)で彫刻を作り始め
た藤原氏との展示であること。

今回は昨年の大きい彫刻の反動で小さめの作品を出品しています。
恐らく次作はまた反動で巨大化します。



どうぞご高覧ください。




21c//カタチの今 vol.3
熱い彫刻・1200℃の夢 深井聡一郎 藤原彩人
■ 10月2日(火)→15日(月)
■ 10:00~20:00 ※土曜日は20:30まで
※ 最終日は午後4時閉場。
■ 新宿高島屋タカシマヤ 10階 美術画廊
リーフレット
高島屋サイト
TAB

この度新宿高島屋では、彫刻家、深井隆氏(東京藝術大学彫刻科教授)プロデュースによる、新進作家グループ展シリーズ「21c//カタチの今」を開催いたします。
第3回目の今展では「熱い彫刻・1200℃の夢」と題し、深井聡一郎、藤原彩人の二人をとりあげます。
ともに陶の素材を使い教育現場に携わっているという共通点を持つ二人。
「旅に出てそこで出会った風景や出来事の記憶の蓄積」からイマジネーションを得る深井聡一郎、「日々のスケッチから作品の種を探し、存在感と虚無感が混在する様」を表現する藤原彩人がそれぞれの世界観を表現いたします。
ぜひ二人の熱いカタチをご高覧くださいませ。

深井聡一郎×藤原彩人×スペシャルゲスト冨井大裕×保井智貴
again-stとは?
〔トークイベント〕
■10月6日(土)午後5時から
〔レセプションパーティー〕
■ 10月6日(土)午後6時から

by fukai-souichirou | 2012-10-04 22:46 | news


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